アイスコーヒーの裏話!どうしてホットコーヒーより値段が高いの?味が濃く感じるの?

ときどき、カフェや喫茶店でアイスコーヒーを頼むと、ホットコーヒーよりも値段が高いことがあります。

 

もちろん同じ値段のお店もありますし、当店でもホットコーヒーとアイスコーヒーの値段は一緒ですが、もし興味があれば、いろいろなカフェや喫茶店でホットとアイスの値段を見比べてみてください。なかには、アイスコーヒーのほうがホットコーヒーよりも値段が高いお店もあるはずです。

 

さて、なぜアイスコーヒーのほうがホットコーヒーよりも値段が高いのでしょうか?

 

アイスコーヒーはホットコーヒーよりも原価が高い

「アイスコーヒーは氷を使って原価が高いからでしょ?」と思われるかもしれません。確かに、アイスコーヒーのほうが原価が高いのは正解ですが、製氷機の氷程度の原価では値段にそこまで影響はありません

 

では、なんの原価が高いのかというと、コーヒー豆です。

 

実は、カフェや喫茶店では、ホットコーヒーよりもアイスコーヒーのほうが多くのコーヒー豆を使い、深焼きの豆を使う傾向にあります。そのため、アイスコーヒーのほうが原価が高く、お店での提供価格も高くなるのです。

 

なぜ、アイスコーヒーには、深焼きで多くの量のコーヒー豆を使うのでしょうか?

 

人間の味覚の敏感さと温度の関係

人間の味の感じ方は、常に一定ではありません。

 

温度によって感じ方が変わり、(味覚の中身にもよりますが)一般的に冷たい食べ物ほど温かい食べ物に比べて、味が鈍く感じやすくなります。そのため、多くのコーヒー粉を使わないと、アイスコーヒーは薄く感じてしまうことがあるのです。

 

【甘味】
体温に近い温度のときに最も甘く感じます。 
(例)本来冷やして飲むものを常温で飲んだときとても甘く感じますよね。冷やすことで甘味が抑えられるので甘味を強めに調節しているためです。
 
【酸味】
 
温度によって変化を受けにくい味覚です。他の味が強くなったり弱くなったりする事で感じ方が変わることがあります。
 
【苦味】【塩味】
 
温度が高いほどマイルドに感じ、低くなるにつれ強く感じます。
 
 

出典:http://handa-center.jp/news/page.php?id=67&PHPSESSID=5d67395e1e7c355f4fce1cd5b13b1c03

 

ただ、上の記事にも書いてあるように、酸味など一部の味は温度によって変化を受けにくいため、ホットコーヒーと同じ焙煎のコーヒー豆をそのままアイスに使うと、酸味を感じやすくなります

 

昔からのコーヒーを飲んでいる方は、「酸味が苦手」という方が多かったため、「アイスコーヒーは深焼きのコーヒー豆を使う」というお店が多かったのかもしれませんね。

 

ちなみに、コーヒー豆の焙煎を深焼きにすると、コーヒー豆の水分がなくなり、コーヒー豆1粒当たりの重量が減るため、1杯あたりに使うコーヒー豆の数も増えます。つまり、深焼きの豆を使うと、さらに原価が上がるのです。

 

こういった背景があってアイスコーヒーはホットコーヒーよりも値段が高いお店が多いのでしょう。

 

サードウェーブの流行と酸味のあるアイスコーヒー

ただ、サードウェーブなどの流行があったためか、最近では、「酸味のあるコーヒー豆が苦手」という方は全体的にだいぶ減ってきたように思います。むしろ、なかには「酸味のあるコーヒー豆が大好き」という方も増えています

 

そうした背景もあって、「アイスコーヒーだから必ず深焼きの豆を」というお店も減ってきました。むしろ、「それぞれの温度での味の変化を楽しんでほしい」と、あえてホットとアイスで焙煎度合いは変えないというお店が増えてきたように思います。

 

当店でも、コーヒー粉の量こそ、ホットよりもアイスコーヒーのほうが多く使っていますが、あえて焙煎はホットコーヒーとアイスコーヒーで変えていません

 

ご興味があれば、ホットコーヒーとアイスコーヒーをそれぞれ飲み比べて、どんな味の感じ方の違いがあるのかをお試しください。

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